とくに書くことがあるわけじゃないんですけど些か放置が過ぎてる気がしないでもないんで、適当に最近の事でも書いてこうと思います。いやまぁなんもないんですけどね、正直書く気力は0です。じゃあ書くなよ…
『親知らずを抜きました』
二度と抜きません(確固たる決意)。
別に痛かったわけじゃないんですけどね、なんだろう、恐怖?よくわかりませんが、とにかくもう抜きたくないですね。
麻酔の注射はそれほど痛くありませんでしたがクソ苦くて驚きました。しかも舌の側面てめちゃ苦味感じる部分じゃないですか、ただでさえ苦いもんを1番苦み感じる所に垂らすとかやる事が陰湿ですよね。柔道で例えたら柔道耳になりかけてる耳を思いっきりつねるくらいの陰湿さですよ。例えがニッチ過ぎた。
まぁおかげで抜歯自体は全然痛くありませんでしたがね、だからってデカイ顔はしないで欲しいですね。僕にクソ苦い思いをさせた事は絶対に忘れませんよ。それくらい苦かったです。子供かよ。
親知らず、終わり。
『積んでた本を消化しました』
買ったはいいけど床にぶん投げたまんまの漫画やら小説やらがどんどん増えてきて、部屋主の僕を追い出しそうな勢いだったので流石に重い腰を上げましたね。追い出されるのは嫌ですもん。
暦じゃもう春ですけどまだまだ気温が低い日も多い中、廊下で寝るのだけはどうしても避けたい所です。
閑話休題、消化した本の中に『沙耶の唄』があったんですがこれめっちゃ面白かったです。
沙耶の唄と言えばトラウマゲームで名高いですよね。かく言う僕も中学生の頃に若干のトラウマを植え付けられた1人でございます。
と言ってもゲーム自体をプレイしたわけでは無くて、よくある「トラウマゲームまとめ」みたいな動画の1つとして見ただけなのでさして重症ではありませんでしたが。それでもあのグロテスクな背景は当時中学生の僕には中々キましたね。今でも忘れられないゲームの1つです。
そんな沙耶の唄、最近ノベライズされた情報を見て気にはなってたんですよね。グロいって事以外はなんも知らなかったんですよ。
なんで勿論ストーリーなんかも全く知らなかったんですが、沙耶の唄にはグロテスクって感想意外にも『名作』『純愛』と言った感想も、むしろそっちの感想の方が多いんですよね。そこまで言われると気になるのも事実、しかしPCゲーはプレイに時間がかかるしやる暇がない、そんな中このノベライズの話はまさに渡りに船と言った所でしょう。
正直読む前は「あんだけ肉片だらけの絵面しといて純愛は無理あるだろ…」って思ってたんですが、実際読んでみた感想としては純愛でした。紛う事なき。後沙耶ちゃん超可愛い。
隣人を殺して食べてしまったり、同級生の女の子を性奴隷にしたり、主要キャラの彼女が殺されて冷蔵庫に詰められたりと、文面だけみたら最悪なゲームですが本質的には純愛でしたね。
紆余曲折あった末、どこか排他的になった主人公と沙耶の関係は見所ですね。グロテスクな世界から解放される、自分が食べているものが何か気付いてる、そんな現状を全て分かった上で沙耶といる事を選んだ主人公はとても男らしい『狂人』だと思いましたね。そのままラストまで駆け抜けた2人の関係はやはり純愛以外のなんでも無かったと思います。
排他的と言えば、同じく積み本の中にあった桜庭一樹氏の『私の男』って奴が面白かったですね。こっちは純愛とは逆にどこか歪んだ関係性になってます。まぁ父と娘のバチバチの近親相姦物なのでそりゃ歪んで無い方がおかしいですが。
ちなみにこの2人、最終的には娘が結婚して父の元を去ってしまうのですが、面白いと思ったのがこの話を1番始めの章に持ってきた所ですね。
全6章からなるこの本ですが、1章の結婚の話からどんどん遡って最終的に父親が当時9歳の娘を養子にする(血の繋がりはある)話が最終章になります。
拾ってから結婚するまで様々な事件(殺人等)もあるので、最終章で明るい未来を思わせる様な描写をされると中々複雑な気分になりましたね。楽しい雰囲気から最後落とし穴に落とすのではなく、落とし穴に落としてからそれまでの過程を書く手法はたまに見ますが、大体が短編の中の展開の一つとして使われてる物なのでこんな長編で見たのは初めてです。
話が長い分感情移入も深くなるので、読み終わった後はなんとも言えない気分になりましたが嫌いではなかったですね…
特に最終章が好きです。おにロリとか大好きなんで、父(25)と娘(9)って文面だけで刺さる人には刺さるんじゃないかな。
父は背が高くてヘビースモーカーで人に執着しない根無し草の様な男で、娘の方は家族内でも浮いて(生まれが特殊)、地震で家族が全員死んで、心を閉ざしかけてる漫画だったら目からハイライトがないタイプの幼女です。そんな2人がお互い過ごしていくうちに、歪んだ求め方をしていく様は必見です。ほら、好きでしょうこういうの!そこの貴方!(同調圧力)
ここは歪んだ雰囲気を出したかったんでしょうが、頭に浮かんだのはママ!!ママ!!とクソうるさいオタク達だったので近いうち訴訟を起こしたいと思います。台無しにされた。
そんなわけで近況報告でした。殆ど読書感想文みたいな内容になりましたがまぁいいでしょう。他ほんと書く事ないんだもん。
後最初の方に積み本を消化しないと部屋を追い出されるって書きましたが、食べ物でもあるまいし、消化したところで本はその場に留まり続けるので僕は部屋を追い出されました。
この時期でも廊下は流石に寒いですね。さようなら。