篠崎の独り言

ハゲ頭のヒゲ面が頭に浮かんだ事を適当に書き殴るブログ。責任感の強い男なので、飽きたらやめます。twitter→@cmjtm4hc8

部屋に本棚を入れたってだけの話

 最近、念願だった本棚のある部屋に住めるようになった。いや、そんな大それた事をした訳ではなく、ただ単に部屋に本棚を置いただけなのだが。

 やはり本棚はいい。まず何より床に本が散乱しないのが1番のメリットと言える。今までの自分ときたら買った本は床に放り投げ、それを毎回の様に繰り返すのが日課であった。

 当然、みるみるうちに床は本で埋め尽くされ、ツヤツヤとしたフロリーリングは1ミリも顔を出せない状態となった。床に居場所をなくした後続の本達は床に投げ捨てられた先輩本達の上に積み重なり、気付けば僕の部屋はしばらく目を離したテトリスの様に、規則性も無く積み上がる本の塔に占領されていた。足の踏み場もあったもんじゃない。

 このままでは部屋から出れない。なので毎朝、部屋の本を端に寄せる作業から僕の1日は始まる。憂鬱この上ない。なぜ寝起き1番にそんなことをしなくてはならないのか、僕は職業はブルドーザーではない。そもそもブルドーザーは職業ではない。

 流石にこのままではいかんとベッドの端に本を積み上げる事にした。これならば床を歩く事が出来るし、本を踏む事もない。正に理想のスタイルと言えよう、と、僕はうんうんと頷いた。

 この『邪魔なものはとりあえず端に寄せよう』という発想自体が既に根本としておかしいのだが、そんな事に気付ける様な奴が部屋をそんな惨状にする筈も無いので、当然と言えば当然の発想である。ちなみに車の中も似たようなもので、知人達からは『走る掃き溜め』と言われている。日進月歩。ゴミ箱が走る時代だなんて科学の進歩は実にめまぐるしい。ついでにその科学力でゴミと定めたものを影も形もなく消滅させる機能もつけてもらえると嬉しいのですけどね。無理?そうですか。あなた達にはガッカリですよ(クソデカため息)

 まぁそんな生活をしばらく続けた訳だが、やはり本を積み上げるデメリットは枚挙に暇が無い。まずどの辺にどの本があるか分からないし、なんとか見つけてその本を取ろうとした時、雪崩の様に上の本が崩れると年甲斐も無く大暴れしそうになる。しかも絶叫付き。もう少し大人としての余裕が持ちたい。

 極め付けにゴミが溜まったり表紙が折れたりと本の状態が悪くなるのもしょっちゅうだ。中には表紙カバーが消えたものもある。これはもしかしたら積み本関係ないかもしれない。いや、多分積み本が悪い。そうでないと自分のズボラさが次々と頭角を表してやりきれなくなる。精神保護の為にも、ここはひとつの事象にありとあらゆる原因を押し付け、それだけを悪者にしうやむやにするのが1番だ。そんな生き方、いつか後悔しますよ?頭の女神がそう問いかける。掴んで床に叩きつけた。舐めた口を聞くな。

 という事もあり、流石にそろそろなんとかするか…と今回本棚を入れた運びである。まず何故最初にそれを思いつかなかったという点だが、単純に棚を入れられるレベルまで部屋を掃除するのがめんどくさかったからだ。クソな事この上ない理由である。こうしてめんどくさがって現状改善を怠り、最終的に1番めんどくさい形で落ち着いた体験が山程あるが、特に関係ないので割愛する。とういうか単純に思い出したくない。うぅ…やめて…怒らないで…。

 

 そして無事に本棚も入り、かつて床に散りばめられたホームレス達も無事に住居を手に入れる事が出来た。やはり収めるべき場所に収めるというのは、見た目もいいし、部屋も汚れないしで気分がいいものである。

 棚を入れてから、古本屋で気になった本はとりあえず買って棚に突っ込む様になった。

 手が届く所に、まだ読んでない本が収まっている。次はこれを読もうか。いやこっちも気になってるんだよなと本棚の前で迷う時間は、実に贅沢なものだ。毎日が楽しくなった。

 そんなこんなで、本棚を入れただけの特に取り留めのない話でした。見た目も良いので、最近は起きて電気をつける度気分が良くなる。入れてよかった…

 じゃあ以上って話だから、バイバイ!

 

 

 

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 ちなみに、棚の上には神が鎮座してます。

 

 今の僕の1日は、この神を崇拝する事から始まります。

 皆様にも、神のご加護があらん事を。