先日金曜日、友人の谷口君と栃木県の日光へ遊びに行きました。観光地としても大変有名な日光、ネットで調べると様々な場所が見所として紹介されています。食べ物なんかも沢山推されていましたね。これには調べながらテンションもうなぎ登りです。
突然の誘いに乗ってくれた谷口君にも感謝ですね。この話が決まったのも当日2日前なので予定もへったくれもなかったんですが、そんないい加減な話程乗ってくれるのが彼です。仮にこれがどこか遠くのゴミ捨て場を見に行こうという話だったとしても彼は大喜びで乗ってくれたと思います。変な人ですね。関わるのやめようかな。
そんな谷口君と日光に行くきっかけになったLINEがこちら。
というわけで、僕らは金曜日の仕事終わりに栃木県へ向かう事になったのでした。
関東一の星空。空一面が星で埋まる夜中の戦場ヶ原
最初に向かったのは戦場ヶ原です。調べてみると大変星空が綺麗らしく、その星空指数は関東で1番だとか。素晴らしいですね。男2人で見るという点を除けば最高の観光スポットです。
かねがね綺麗な夜空が見たいと思っていたのでこれは嬉しい情報でした。僕の地元である千葉県九十九里町もそこそこ星が綺麗ですが、満天の星空かと聞かれるとそうではないので、もっとこう…圧倒されるような星空を求めていたんですよね。
星はいいです。心が穏やかになりますし、純粋に感動を覚えます。星空に限らず、朝焼けしかり夕焼けしかり、青天、雲と綺麗な空には度々心が打たれますね。いつかアラスカあたりに行って生でオーロラを見てみたいものです。1日足らずで凍死しそうですけど。
埼玉県に住んでいる谷口君を拾った後、速攻高速に乗り栃木県へ、高速を降りたらへんで23時くらいでしたかね?仕事終わりに向かってこの時間なら上等ですね。目立った渋滞も無くて良かったです。ありました。首都高で。思い出したらクソムカついてきた。
高速を下りてしばらく走ると、かの有名ないろは坂に入ります。いろは坂と言えばクロマティ高校の竹之内豊が恐れる坂として有名ですね。え?ご存知ない?じゃあこんなクソブログ読んでないで今すぐブックオフに向かってください。なんだかんだ僕は神山が1番好きです。
話が逸れましたが、いろは坂到着時のカーナビです。みてくださいよこのウネリ具合。サナダ虫かと思いましたよ見た瞬間。これを車で登るのは正気じゃないですね。助手席だったら吐いてたかもしれない。
慣れない上に急カーブの坂なのでゆっくり登っていたんですが、そんな僕らを後続の車が猛スピードで抜かして行きました。あれは絶対頭文字Dとか読んでるタイプの人間ですね。そういえばモデルにもなってましたっけいろは坂?ああいうのをこういう場所で見れたのは1オタクとして中々感動しましたね。僕も少し飛ばしたくなりましたが、ガードレールを突き破って崖下でミンチになる想像がかなり鮮明に脳裏に浮かんだのでやめました。まだまだ命が惜しかったのでね。
まぁ仮にそうなったとしたら必死で生き残る努力をすると思います。例えそれが助手席に座る友人の命と引き換えだろうとも。クッションにでもなんでもしますよ。生半可な気持ちで生きていないのでね。ごめんね谷口君。
まぁそんなホラ話は置いといて、無事いろは坂を抜けると観光地でもある中禅寺湖付近に出ました。ですが時刻は既に夜中なので、当然ですが真っ暗です。
目的地の戦場ヶ原はここから8キロ程だったので、ここらで一旦下りて記念撮影と洒落込もうときたわけですが、車のドアを開けてびっくり。ありえん寒い。
それもそのはず、この辺は海抜1300メートル付近にあり、11月頭にしてその気温はなんと2度。ロンTの上にパーカーを着ただけの僕はその場で凍って死にました。嘘です。
とりあえず車を止めた横にある道の駅で記念撮影へでもしようと歩を進めます。そして谷口君にスマホを渡し、ポーズをとってパシャり。
船の駅でした。紛らわしいな。
その後震える体を缶コーヒーで温めながら軽くあたりを歩きます。夜中の中禅寺湖の水面、闇に浮かぶアヒルのボートは恐怖の一言でしたね。大人じゃなかったら泣いてた。
さっき書いたようにどこも店はやってないので、夜中の時点ではあまり用はありません。体の芯まで冷えかかったのでそろそろだなと、車に乗り込み戦場ヶ原へ向かいます。ここまでで既に2000文字近いです。テンポ悪くないですか?うるさい!
15分程車を走らせ遂に目的の戦場ヶ原へ到着。気温は変わらず2度のままでしたが、暖房の力ですっかり回復。大きな駐車場があったのですぐさま車を停めた外に出ました。他にも沢山車が停まっていて、人もそこそこいます。当然みんな星空目当てでしょうね。その証拠に見上げた星空は息を呑むほど美しかったです。いえ本当に。
間違いなく26年生きてきた僕の人生で1番の星空です。それも断トツで。まさか関東に住んでてこんな星空を拝めるとは夢にも思いませんでした。シンプルに感動の一言です。
残念ながら手持ちのiPhoneではその星空を満足に写すことは出来なかったので、写真はありません。悲しい…こういう時カメラを持っていたらなぁと思ったりしますが、万年金欠の僕にはなかなかお高い物ですね…使う頻度も少ないだろうし…
その分目に焼き付けようと、2人すげぇすげえとはしゃぎながら展望台へ向かいます。
正直言うと中禅寺湖で降りた時点で星空は見てたんですが、戦場ヶ原は周りに何も無い分星空との相性が素晴らしかったですね。これぞ地球本来の姿なんだと心を打たれます。何を持って本来の姿なのかは分かりませんが…
これは翌朝撮った物ですが、この風景にプラス満点の星空ですよ?そりゃあ感動するでしょ…実際は暗過ぎてそこまで周りは見えなかったけど。
その満点の星空を眺めながらsupercellの『君の知らない物語』を流したんですが最高の一言に尽きました。同時に数年ぶりに彼女という存在が欲しくなりましたね。まぁ実際隣にいたのは同い年の男でしたが。お互いに「なんでお前なの?」って言い合った瞬間は死ぬまで忘れないと思います。
星空を見ながらあたりの散策を終え、そろそろ戻るかと車へ向かいます。そしてくだらない会話をしばらくしてから、翌朝も早いからと眠りにつく事にしました。後部座席に敷いたマットの上に寝転び、掛け布団をかぶって目を閉じます。栃木県初日、まだ滞在時間は数時間しか経ってませんでしたが、非常に満足のいくスタートが切れました。あの夜空はまた近々見に行きたいなぁと思ってます。
高さ100メートル弱。圧倒的な存在感を放つ『華厳の滝』
朝起きたらフロントガラスが凍ってました。嘘でしょ?
まさか11月に入って2日目でこんな事になろうとは思いもしませんでした。何これ。風景だけなら1月ですよもう。流石に季節を先取りし過ぎです。
ちなみに気温を調べたら0度でした。そら凍りますわ。
さてさてそんな極寒の朝を迎えた訳ですが、下って観光地を回るにはちと早過ぎたのでそこらの散策と洒落込みました。空は青天、遠くの山まではっきり見える澄んだ空気に目も冴えるってもんです。
このまだ日が昇って間もないくらいの青天の朝が死ぬ程好きです。これから始まる1日に期待を寄せながら、この時間に出掛けたりするのが大好きなんですよね。
ただ今回の場合は既に目的地なのでテンションも2割り増しです。目覚めてその場が観光地…夢でしょ。
— シャドウミストレスしの子 (@cmjtm4hc8) 2019年11月1日
テンションが上がり過ぎてYouTuber崩れみたいな動画をTwitterで上げる始末。選曲も相まって割と気に入ってます。
ただこの辺で一気に緊張感が増しました。人並みよりかは腕力に自信がありますが、熊相手は話は別です。絶対殺される。
いざ出てきた時、友人を餌にする覚悟だけはしときました。
そんなこんなでプラプラと時間を潰しているうちに、戦場ヶ原にあるお土産屋さんが開きました。やはり朝早くから人がいる所為でしょう。8時過ぎくらいという早い時間に開きました。
なんなら開店前に「寒いから」と店内でストーブをつけてくれたりと、優しさが天井知らずです。その節はありがとうございました…
食べ物も扱っていたので、早速注文。
上から湯葉コロッケと餃子コロッケです。流石日光、湯葉を推しているのは知ってましたが、まさかコロッケの中に入れてくるとは…
餃子コロッケも、名物宇都宮餃子を一個丸々コロッケ入れるという贅沢な使い方。昨晩何も食べてなかったので、空腹と寒気の中この2つは五臓六腑に染み渡りました。大変の大変に美味。ごちそうさまでした…
朝飯も済ませて時刻は9時前、戦場ヶ原を後にします。向かうは華厳の滝。
そこへ向かう途中にも様々なものがありました。
これは確か龍頭の滝と言われる所のふもと…らへんでしたかね?滝自体も見たかったんですが、そこへたどり着くまで歩きで結構かかりそうだったので、途中で断念。次回に期待したい。
途中ボートハウス(だったかな?)と書いてある所があり、気になったのでお邪魔しました。中は記念館の入口のようになっており、歴史や模型などが置いてあります。ただその模型というのが
デカめの魚ばっかりで非常にしんどかったです。僕たちは諸事情で生き物を見ると笑い出してしまう呪いがかかっているので、この不意を突いた魚たちの出現に膝から崩れ落ちそうになりました。
ひとしきり笑った後、奥の方へ進んでみます。
もうやだ。
ボートハウスも後にし、いよいよ昨晩寄った船の駅付近に到着しました。ここから車を停め、歩きで行動して行きます。
昨晩はよく見えなかった中禅寺湖は、非常に綺麗で見惚れてしまいます。山々に囲まれた湖とはこうも美しい。
そんな中禅寺湖では、ボートの貸し出しを行なっています。お値段は30分で1500円。相場がわからないので高いか安いかは分かりませんが、2人で割れば750円、個人的にはリーズナブルです。
男2人でアヒルのボートに乗り込みいざ出発。後ろからするバタバタというやかましい音を聞きながら、僕らは湖のど真ん中まで進みました。
写真はボートから撮ったものです。美しい…ボート内でゆるキャン△のBGMを流しながら、ゆったりとした時間を過ごします。控えめに言っても最高。
ただ、この時風によって起きた波にボートは少しずつ移動してたんですが、僕らは遠くの山を眺めながらまったりしていたので全くその事に気付かず、気付けばボートの停泊場は信じられないくらい遠くなってました。周りにボートが一隻もない。
時間がギリギリだった事もあり、僕ら10分以上全力でペダルを漕ぎ続けて、息切れしながらゴールにたどり着きました。推進スピードと波の力拮抗してその場から動かなくなった時は2度と帰れないんじゃないかと思いましたが、最後は無事たどり着けて良かったです。もう乗りません。(ちなみに係員のおばちゃんにも「遠くに行き過ぎ」と言われました。俺らは被害者なのに)
さてさてボートの遊びも終わり、いよいよメインの華厳の滝へ向かいます。ただその道中にいろんな食べ物屋さんがあったので、食べ歩きをしながら向かいました。
いわな。
ようかん。
だんご。
湯葉カツと、いろんな食い物がよりどりみどりです。
特にこの湯葉カツは最高でしたね。何層にもなった湯葉を油で揚げて、それに醤油を垂らして食べ…ああ、これは完全に大名の買い物ですよ。思い出しただけで胸が満たされます。
他にも豚まんやすいとんも食べましたが、写真撮るの忘れてました。ただどれも大変美味しかったので、この辺に来た際はぜひぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
腹も満たし、ついにメインの滝です。入り口からも滝を見る事は出来るんですが、券を買って中に入るとエレベーターがあり、それに乗って100メートル降ったところから滝を眺める事も出来ます。というかメインの楽しみ方はそれですね。というわけでレッツラゴー。お値段は…確か500円くらいだったかな…忘れちゃった。
エレベーターガールならぬエレベーターボーイの案内で下に降って行き、明るいトンネルを歩きます。人々の流れに乗って出口を抜けると
それはもう巨大な滝が目に入ってきました。
ドバドバと激しい音を立てながら、水面に大量の水が打ち付けられています。その衝撃で発生した細かい水しぶきが、風に乗って我々の方へ、滝まではかなりの距離がありましたが、それでも届くあたりこの滝の力強さが伺えます。
いやぁ…圧巻。文句無しですね…僕がみたかったのはこういう滝です…滝をバックに記念撮影をする人達の横で、僕はひたすらボーッと見続けていました。一生見てられる…
2人ですげぇなぁと眺め続けていると、岩の陰から謎の動き…キツネでした。僕らは滝どころじゃなくなりました。やっぱり僕らは生き物が大好きっぽいです。(なんだこのオチ)
というわけでメインはこれで以上です。その後は山の上にあるひっそりとした温泉でゆったりしたり。
宇都宮駅の前にある餃子屋で晩飯を食ったりしました。餃子、マジで美味かったんですけど、何よりこのとんこつスープがありえないくらい美味くてビビりました。あまりの美味さにそのまま追加でラーメンを頼む程。まぁ腹一杯になり過ぎて肝心のスープは全然飲めなかったんですけどね。バカじゃないのか。
そして谷口君の家のある埼玉県に向かい、近場の居酒屋で酒を引っ掛けてから彼の家に泊まりました。これにて栃木旅行終了です。実に楽しかった。
他にも東照宮や江戸村など行きたいところがまだまだあったんですが、時間の都合で断念。流石に1日じゃ周りきれませんね…渋滞もあるし。
そんなこんなで栃木旅行レポでした。上に書いたところに行くためにも、また近いうちに行きたいなぁと思ってます。マジでいいところだったし。
じゃあ以上です。バイバイ!
あ、ちなみに長野には本当に行きたかったんですよ。なんてったってゆるキャン△の聖地もあるし。
次は長野…行っちゃいますかナァ!(金があったら)