篠崎の独り言

ハゲ頭のヒゲ面が頭に浮かんだ事を適当に書き殴るブログ。責任感の強い男なので、飽きたらやめます。twitter→@cmjtm4hc8

釣り堀だからってポコポコ釣れると思ったら大間違いなんだよ

 釣り堀で12回くらい連続で入れ食いされてる僕の横で、7歳くらいの子供が爆速で2匹釣って消えていった事があります。

「めっちゃ簡単だったねー!」

 釣れない理由が分からず、iPhoneで必死に『釣り堀 釣り方』と検索している僕の背後で言い放たれたこのセリフを、僕は一生忘れないと思います。父親もろとも池に突き落とそうかと思いました。野蛮人なので。

 そもそもね、釣り堀って僕の思っていたものと違ったんですよ。釣りって普通さ、待つ時間を楽しむものじゃないですか。軽く音楽でも流して、タバコふかしながら、自然をバックにボケッと池を眺めるってね。そう言った風情を楽しむってのが、時々思い出した様にやる、ビギナー以下のミーハー野郎の釣りの楽しみ方ってもんでしょうよ。

 なのに釣り堀の釣りときたらなんなんすかアレ。針に餌付けて、池に入れた瞬間、大量のニジマスが群がったかと思うと1秒くらいでいなくなりましたからね。勿論餌は取られてるわけですよ。本当にニジマスか?って。ピラニアの間違いだろ。

 あんなんね、餌やりですよ、餌やり。金魚の餌やり。やっぱ温室育ちの養殖野郎共は危機感ってもんが皆無ですからね。餌が目に入りゃ我先にと突っ込んでくる様は文字通りの魚雷ですよ。風情も何もあったもんじゃない。

 大体あのレベルで群がってくるなら釣るよりも網で獲った方が絶対面白いですよ。そっちのが早いし、『待つ』という釣りのアイデンティティを楽しめないならバシャンバシャン網を叩きつけまくった方が絶対楽しい。魚ストレスでみんな死にそうだけど。

 結局タバコに火をつける間もなく入れ食いされ続け、練り餌をこね続けた僕の右手指先は凶器的に臭い毒指と成り果ててしまいました。多分次の刃牙シリーズで出ると思うんで今のうちから期待しててください。てか相撲編終わんの?あれ。

 あ、一応言っとくとね。ちゃんと最後は釣れました。てかやり方知ったら簡単でしたね。

 今度行く人いたら参考になればって感じなんですけど、あれね、食いついた瞬間素早く引くんですよ。ビンッ!てな感じで。そうするとね。まぁ当たり前なんですけど、針が魚の口に刺さって釣れると。つまりそういうことです。

 僕は勝手に刺さるもんだと思って、垂らす→食いつく→引き揚げるって手順をしていたから針が引っ掛からなかったっぽいですね。それなら隣の子供が即釣れたのも納得です。あの子供、食いついた瞬間すげぇ勢いで竿振ってましたからね。舞ってましたもん魚。そんだけ勢いありゃそら刺さるわ。

 今回は僕に大人の余裕があり過ぎたのが、向こうに軍配が上がっだ1番の理由かなって。そういう事にね。しておきましょう。まぁ向こうこっちの存在に気付いてたかも怪しいですけどね。惨めですね。すごく。

 

 塩焼きにしてもらったニジマスは美味しかったけど、右手に残った生臭さがどうしても気になった、そんな釣り堀の思い出でした。終わり。