篠崎の独り言

ハゲ頭のヒゲ面が頭に浮かんだ事を適当に書き殴るブログ。責任感の強い男なので、飽きたらやめます。twitter→@cmjtm4hc8

巨大地下空間のある『大谷資料館』。色々見て回ったって話

 

「あ、栃木行こうかな。栃木」

 

色々な事柄が重なりイラついていた俺は開き直る様にそんな事を思いました。そういえば最近遠出をしていない。車も新しくしたわけだし(中古)、ここらで遠出しとくのも悪くはないとそう思ったわけです。

というよりこの場所から離れたいって方が正しい気もする。物理的に距離を離せば心の距離も少し離れる…気がする。悩み多い職場から物理的に距離を置けば心もその悩みから少し離れられる…気がする。要はもう全部めんどくさい。なんでもいいから遠くの地でのんびり観光しながら気持ちを切り替えたい。そんな気持ちが理由の2割くらいを占めていました。残りの8割は単純に天気良い日に遊び行きたいってだけの衝動です。冒頭の話全然いらんかったな。

 

というわけで今回は栃木県宇都宮市にある大谷資料館に行ってきました。

 

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開館は9時!俺が家を出たのは5時半!高速を使えば3時間弱らしいんですがそれだとちょっと早く着いてしまいます。わざわざ高い高速代を払って時間前に着くよりも、のんびり開館時間に合わせて行った方がいいだろうと判断して下道で行きました。下道だと4時間弱くらいだったので丁度良さげ。

…まぁ実際着いたのは10時過ぎでしたけどね。コンビニ寄ったりしたので仕方がない。ブリトー食べたくてしょうがなかったもので…。

 

さて、この大谷資料館がどういった施設かと言うと石の採掘場跡です。建材やら諸々に使用する為に、昔の人がせっせこせっせこ石を切り出して出来たのがここ大谷石採掘場跡というわけです。石を切り出せば当然その分だけスペースが出来ます。それをどんどん繰り返していった末、ここ大谷石採掘場跡は野球場が1つ入ってしまう程の広さがあるそうですよ。数字だと2万平方メートル(140m×150m)だって。掘り過ぎでしょ。砂でもそんな掘れないよ。しかも当時はそれを工具を使って人力でやってたんだってから頭おかしいよね。何歳までやってたんだろうなその職…関節おかしくなりそう…

そんな広面積の空間は更に地下30メートルにかけて存在します。採掘場跡とはいえここまで広いと使える用途も多岐に渡り、戦中は秘密工場、戦後は米の貯蔵庫、そして現在はコンサートや演劇場、映画のスタジオとしても使われているそうです。ただの(と言うには広すぎるけど)採石場跡がここまで色んな使われ方するのも凄いですよね。ちなみに今説明した用途は全部今公式Webカンニングしながら書きました。勿論資料館にもちゃんと説明書いてあった気がしましたけどね。カスだから忘れちゃった。

さて、そんな訳で実際に入った感想を書いていこうと思います。

チケット(大人800円)を受付で買うと、その横にはすぐに坑内入り口資料室の2つがあります。どっちから入ってもいいんでしょうが、資料室には石の掘り方の説明や器具なんかもあるので、こっちを先に見ておくと実際の坑内の壁などを見てピンと来る事できるかもしれません。勿論坑内にもちゃんと説明文はあるので、見なくてもしっかり楽しめると思います。実際俺は資料室を見てから坑内入ったのにうろ覚え過ぎて坑内でもしっかり読んだ。(そして今はもう忘れた)

 

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坑内入り口の先はこんな感じ。

階段を使って降りて行きます。書き忘れてましたが、石張りの地下空間なだけあって気温は結構低めです。この日は日中30度くらいでしたが坑内は10度くらいでしたね。寒がりの人は夏でも上着を持って行った方がいいかもしれません。一応俺も持って行きました。使わなかったけど。最後まで半袖短パンで歩いてた。

 

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入ってすぐに歓迎してくれるのが石を掘ってるおっさんです。この通路脇のスペースに人形が置いてあるのはディズニーちっくで面白いですね。カリブの海賊とかその辺。俺大人になってからディズニー行った事ないけど。

 

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これは帰りに撮ったやつですけど、なんかワンピースで空島の人間の影が地上に映るシーンあったじゃないですか。あれ思い出しましたね。そんだけ。

 

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通路では立ち止まらないでくれって書いてあったのでブレちゃってますが、こんな感じで入り口出口付近はロープが張られて一方通行になってます。それにしても初見でこの景色が広がるのは「お〜…」ってなりますね。途中から機械を使い始めたとはいえ、最初は人の手で掘ってんだから凄いよな…

 

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これは戦中時での用途の説明ですね。戦闘機の機体工場と書かれてるので、ここで戦闘機を作ってたんでしょうか?地下空間に戦闘機械ってなんかロマンがありますね。ロボット物の1話でしょ。

と、そんな事を思いながら見てると傍にもなんか貼ってあるので目を向けてみたら

 

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過去にこの場所でB'zの松本さんがギターを弾いていたと書かれていて笑いそうになりました。説明文の温度差なんなんだよ。

そのままグングン進んでいきます。採石場を使ってるだけあって石の椅子が休憩所として置いてあったのがこだわりを感じました。あとは美術展にも使われてるからでしょうか?なんかアートチックな展示物が色々ありましたね。

 

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人と……なんだろ。大人のおもちゃかな……穢れた感性してるから変な方向に考えてしまいますね……

 

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この31アイスにロケット花火刺しまくったみたいなやつはなんなんでしょう。兵器かな。緊急時にはあれ1本1本の先端から火炎的な物が閃光と共に襲い掛かってくるとか。めちゃくちゃ怖いな。完全にオーバーキルだろ。

 

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開けたところに出ると何やら列をなしてるのが見えました。ボードに目を通してみるとどうやら写真撮影をしてくれる模様。そういえば入り口付近で写真を渡されてる人達がいましたが、なるほどここで撮ったのを上で受け取れるわけですね。これは思い出になる。

ちょっと興味が湧きましたが列を見てみると大体家族連れかカップルです。写真撮る時になんかもたなきゃいけないみたいだし、俺みたいな1人で来てる浮浪者が混ざるには少々厳しいものがありましたね……

 

 

 

 

 

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まぁ撮りましたけど。

 

撮るでしょ。そりゃ。

 

終わり際に撮ってくれた職員のお姉さんが「最高の思い出になると思います!」って言ってくれたのが今思うと面白いですね。こんな顔で1人写真を頼んだのが最高な思い出になる人生なんて狂ってるだろ。

 

更に進んでいくとまた奴がいました。ロケット花火。

 

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さっきのより量増えてない???そのかわり31アイスが無くなってますね。だからなんなんだよって感じですけど。

これ、2階から見下ろすような感じで見るんですけど、落ちないようにフェンスが付いてるんですよ。ただそこに書いてあった注意書きが

 

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これで笑いました。見学コース以前に道すらありませんからね。「行ってみようぜ!」とは流石にならないんじゃないかな…

 

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普通に高いもの。

 

ふざけた説明ばっかしちゃいましたけど綺麗に感じたのも当然ありましたよ。これもおそらくアート作品。坑内に溜まる水から柱が出てるってのはなんかそういう世界観の漫画の世界みたいでいいですね。説明が漠然とし過ぎだろ。

 

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天井の一部分から光が差すのは神々しさすら感じますね。ドラクエとかでありそう。

 

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石の掘り跡です。

1枚目は確か手掘りで平場掘りってやつだったと思います。こんな綺麗な横線つくんだなぁなんて思いましたけど、これが壁一面にありますからね。流石に圧巻ですよ。

 

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コース終盤でこういうの書くのもいいですね。まとめ感が素晴らしい。

 

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歩きながらなんでめちゃくちゃブレましたが「現実に帰る時です」みたいな事が書かれてました。そう思えるくらい普段じゃ味わえないような景色を見る事が出来ましたね。大谷採掘場跡。良いところですよ!涼しいし。色んな作品の撮影場所にもなってるらしいので調べてみるのも面白いかもしれません。写真撮影をするにも良いところだと思うので、気になった方は是非是非足を運んでみてはいかがでしょうか。僕は大満足でした!

 

地上に上がるとモワッとした空気がうっとうしかったですね。しかしなんとここには洒落たカフェも併設されています。そこにはデカくて映えそうなカキ氷(900円)が売っていたので涼むのに持ってこい…おまけにSNSウケも狙える…そりゃねぇ、若い女の子(jkって噂)の俺がそんな機会を逃すはずないですよと。というわけで

 

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買いました。予想以上にデカくて、おじさん(矛盾)ちょっと後悔しちゃった。

 

あ、そうそう地上に上がってすぐの出口に坑内で撮った写真を買えるところがあったので寄りました。自立できるよう専用の厚紙に挟んでお値段1300円との事。思ったより高いなと思いましたが折角なんで購入です。一緒にLINEにも登録してさっき貼った画像データも貰いました。恥そのものみたいなデータ。

そしてここでも受付のお姉さんに「素晴らしい写真ですよ!」と言われてしまい、ここまで言われると本当に素晴らしい気がしてきて「部屋に飾りますよ!」と笑顔で受け取りました。その後に先程のカキ氷を買い椅子に座ったので、折角なんでカキ氷の横にその素晴らしい写真を置いて見たんですが

 

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苺とカキ氷が好きだった故人みたいになって不気味でした。

まぁ本当に不気味だったのは周りの人達だと思いますけど…これ全部1人でやってますからね俺。不快な思いさせてすみません。

 

その後死にかけながらもなんとかカキ氷を食べ切り大谷資料館を後にしたんですが、その後いろは坂付近で猛烈に腹が痛くなったのは絶対このカキ氷の所為だったと思います。揺れるは腹痛いわ周り何もないわで絶望そのもの。蝕かと思った。ベルセルクの。

そんなわけで大谷資料館の後も何箇所か観光したんですが、思いの外ここの話が長引いたので割愛。1人フラッと日帰り栃木旅。満足です。

 

やっぱり遠出は楽しいですね。次はもうちょい遠くに行きたいな。まぁ高速代がバカにならないんで簡単には行けないですが…

 

というわけで今回はここまでです。ではまた!

 

 

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いやキツいて。