篠崎の独り言

ハゲ頭のヒゲ面が頭に浮かんだ事を適当に書き殴るブログ。責任感の強い男なので、飽きたらやめます。twitter→@cmjtm4hc8

風俗で乳牛になった日

 

恥の多いセックスを繰り返してきました。

 

2019年7月。キックボクシングの試合で執拗にローキックを食らった僕の左膝は蜂に刺されたクラッシュバンディクーばりに腫れてしまい、まともな歩行が困難な状態になっていました。

試合は日曜だったので当然翌日は仕事です。痛む足を引き摺りながら車に乗り、職場に向かうもひたすら痛みに顔をしかめる時間が過ぎていきます。そして遂に耐え兼ねた僕は半休届の午後の欄に丸をすると、それを上司に提出してそのまま友人と市街に飲みに行きました。流れる様な導入に自分でもうっとりしてしまいますな。(足はホントに痛かった)

 

さて、余計な話は省きましょう。酔って気分の良くなった僕達は気付くと風俗店の受付に居ました。をコンセプトにする店内には小さな川が流れており、その上にこれまた小さな橋がかかっています。そしてその向こうにはカーテンがあり…成る程。その薄布一枚隔てた向こうでお姫様ご対面という訳ですか。趣がある。

受付も済ませ、10分弱。既に友人は呼ばれ一人で待っている僕に呼び出しがかかります。椅子から立ち上がり橋の前へ。こう、川という隔てた物があるだけで、橋の向こう側が別世界見えるから不思議です。となるとこれは三途の川でしょうか?つまり橋の向こうは現ではなく常世。現世と切り離された死後の世界でミニスカ浴衣の可愛子ちゃんが天国(意味深)に連れて行ってくれる……と。そう思うと期待に胸が高鳴りますね。死後の世界って2万円で行けるんだな。

書き忘れてましたが衣装はミニスカ浴衣らしいです。100点。

 

橋を渡りカーテンの前に立ちます。ボーイは注意事項の説明を一通りした後、「ではお楽しみください」と言ってカーテンを開きました。そこに立っていたのは。

 

 

黒のショートカット。

 

若く可愛い顔立ち。

 

そしてエナメル生地で光沢のあるミニスカ浴衣を身に纏った小さな体。

 

 

良いじゃない……

 

足首まで隠れる本来の浴衣も好きですが、こうしてズバッと露出を増やすのも悪くはありませんね。本来の奥ゆかしさを微塵も感じさせない可愛さ全振りの当浴衣ですが、だからこそ惹かれる物がある。これも時代のニーズに合わせた新しい形と言えましょう。守破離の体現、ここに見たり。素直に勃起です。

 

「よろしくお願いしまーす!」と笑う彼女に案内されエレベーターに乗ります。死後の世界にもエレベーターってあるんですね。知らなかったな。(この設定まだ引き摺るんですか?)

 

指定された階に着き、部屋に案内されます。そこそこ広い部屋は受付と同じく和風で、浴槽は瓶風呂で壁には掛け軸がありました。なんて書いてあったかは忘れた。女の子しか見てなかったから。

 

二人で椅子に腰掛けしばし談笑。2年近くも前なので何を話したのかは覚えていませんが、一つだけ決定的に覚えてる発言があります。それは

 

 

「その浴衣、俺も着てみて良いですか?」

 

 

です。は?

 

いやあまりに可愛かったから。なんか僕も着てみたいなって思っちゃったんですよ。だって浴衣な上にミニスカですよ?そんなの着れる機会中々無いでしょ。あってたまるかよ。

そんな僕の無茶振りでしたが、彼女は笑いながら「え!全然いいですよwwwww」と言ってくれました。優しいね。俺が君だったらスタッフ呼んでるよ。そう思うんならやるなって話だけどさ……

 

「マジで!?」と喜んで服を脱ぎ出す僕の後に続いて、彼女もスルスルと浴衣を脱いでいきます。目の前には下着姿の女の子。そしてその子にミニスカ浴衣を着付けされるパンツ一丁のハゲた男。逮捕だろこんなの。

ただ小柄な彼女に対して僕は体が大きい方だったので、当然ですがサイズが合いません。生地の少なさに関節の可動域は著しく制限されていき、着終わる頃には浴衣と言うより着るサブミッションと化した当衣装でしたが本人は満足でした。「俺世界一可愛くない!?」と言いながら袖をヒラヒラさせます。口を慎めゲテモノきっと足の痛みの所為です。どうかしてた。

そして気を良くした僕はそのままの格好で出口に向かいます。

 

「じゃあ僕帰りますんで」

 

「まってまってまって」

 

 

 

体を洗い二人で瓶風呂に浸かります。右隣に座る裸の彼女の肩に手を回しながら眼前の掛け軸を眺める様はまさに殿様そのもの。成る程これは……気分が良い……

その事を彼女に伝えると、彼女はあははと笑い「お殿様〜〜〜」と言いながら僕の胸に寄り添って来ました。そういうのやめろマジで。好きになっちゃうから本当に。いくら欲しいのか言ってみ?おじさんお金持ちだから(高卒会社員)

 

風呂から出て体を拭きます。そしてベッドに横たわる訳ですが、もうね。とにかく足が痛い。ずっと痛い。

さっきからふざけた事ばっか書いてましたが、その間もずっと痛かったんですよ。マジで長男じゃ無かったら泣いてた。痛いなぁ。痛いなぁ。

 

なのでやっとの事で仰向けに寝ると、後はお願いしますとばかりに身を委ねます。あらかじめ怪我の事も伝えてあるので、彼女もあまり左足に触れない様に行為を始めてくれました。なんか要介護人みたいだな。

 

しばらく色々と責められていた訳ですが、正直あまり気持ち良くない……いや、気持ち良いは気持ち良いんですがどうしても足の痛みが快感の妨げになってしまいます。脳のリソースの奪い合い。痛み快感の脳内綱引き。性の運動会……(?????)

 

あまりにもゴールが見えないので、ここらで一つ手を打ち出します。題して「恥ずかしい格好をして羞恥心と快感で痛みの事なんて忘れちゃおう」大作戦。悲しい程にドM。仕事中もこんな事ばっかり考えてます。(そしてミスをする)

いつも書いてますが羞恥プレイが大好きな僕なので、ここらで変なポージングが及ぼす羞恥でブーストをかけようと思ったんですが、いかんせん足が痛いのでポーズにかなり制限がかかりました。バカ過ぎるだろ。諸悪の元凶を失念するか普通。

結局なんとか出来たのが四つん這いだったんですが、左足は痛くて膝が立てられなかったので膝を浮かして後ろに突き出す様なポーズをとりました。四つん這いというよりクラウチングスタートだろこれは。全裸でどこに向かう気だお前は。

こっちから何も見えない状態で向こうからはこちらの恥ずかしいところが全て見られるというこのポージング。しかしこれをもってしても中々ゴールが見えません。すると彼女がこんな事を言いました。

 

「この状態で乳首舐めながら手コキしてみよっか?」

 

 

???????

 

 

そう言うと彼女は四つん這いになる僕の右脇から、仰向けに上半身を滑り込ませ乳首を舐めながら手コキをしてきました。え?何この状況。

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(出典:おえかきノート)

 

正直意味が分かりませんでした。確かにプレイ前に乳首も感じるとは言ったし、多分最中に手コキが1番好きとも言ったんだと思う。だから多分彼女なりに考えて、本人の希望するこのポーズに、乳首を責めて、同時に手コキをすれば最高に感じると思ったんだろう。確かにこうしてみれば俺の好きなもの選り取りセットだもんね。

でも違うんだよ。四つん這いが好きなのはあくまで自分だけが一方的に視姦される状況だからであって、決してその体制自体が好きな訳じゃないんですよ。

ましてやこんな少し視線を下げると女の子が子牛の様に自分の乳を吸ってるなんて事になってたらいよいよ意味が分からなくなってしまう。これは……一体なんだ???

 

まるで乳牛にでもなった気分だ。てか冷静に考えると共通点がある……!

 

まず乳牛と言えば。これは皆んな口を揃えて言うだろう。そう乳搾りである。

牛の長い乳首に手を添え、優しく握ると牛乳が出るあれだ。小学生の校外学習とかでやった人も多いと思う。俺はやらなかったけど。

では今回のケースに当て嵌めていこう。まず俺の乳首が長いか否か……残念ながら否だ。人間の男なので豆粒以下の大きさしかない。

では今度はミルクが出るか。これも否だ。何故なら俺は生物学的にオスだからである。オスからはミルクは出ない。いや分からない。出る生き物ももしかしたらいるのかもしれないが少なくとも人間のオスからは出ない筈である。

なら乳搾りは今回のケースに当て嵌まらないのか。それも否だ。失念している部分がある。長く、握るとミルクが出るもの……それは何もとは限らない。

 

 

 

そう、チンチンである。

 

今俺の股間にぶら下がる長い物体、そこを擦り続けると何が起こるか……そう、ミルクが出るのだ。おまけに俺のポーズは四つん這いだ。そのポーズに下に伸びる細長い物体を擦るとミルクが出る構図……完全に乳搾りと言って差し支えないだろう。Q.E.D. だ。証明終了……

 

……いやまぁミルクじゃないですけどね。子供を育てる為の物って言うか子供そのものの片割れと言うか……まぁその辺は些細な違いなので置いときましょう。

 

おまけに乳搾りをされながら搾乳までしちゃってるんだからとんでもないですよ。本当。まぁこっちもミルクは出ませんけど。構図だけ見れば完全に搾乳ですからね。こういうのは中身じゃなくて見た目ですから……。

 

こうして乳搾りと搾乳を同時にこなすハイブリッドスーパー雌牛(人間の男)となった僕はある感情に脳のリソースを全て持っていかれました。それは快感?それとも痛み?いや答えは

 

 

 

 

笑いです。

 

 

そりゃそうでしょ。今の姿を客観的に見た所を想像すれば想像する程面白くなっちゃってずっと笑いそうになってました。てか耐えられなくて最後笑っちゃったし、結局そのプレイはやめてもらいました。セックスのプレイを「面白過ぎるからやめよう」って発言でやめにしたの初めてだったな。

 

結局最後どう終わったのかはあまり覚えていません。ただちゃんと出す物は出したって記憶はあるのでまぁなんかしら頑張ったんでしょう。知らんけど。

 

こうして足の痛みを抱えながらも一連の流れを済ませ、可愛らしく浴衣をヒラヒラさせる彼女に見送られながら足を引き摺る僕は店を後にしたのでした。

そして友人と合流し、お互い満足したと笑いながら、コーヒーとタバコを肴に寂れた風俗街の一角で談笑した、そんな7月の話でした。

 

おわり。

 

 

 

 

 

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ちなみに当時の足の写真があったので載せときます。

こんなんで風俗行ったの、頭おかしいよ、今思うと。