篠崎の独り言

ハゲ頭のヒゲ面が頭に浮かんだ事を適当に書き殴るブログ。責任感の強い男なので、飽きたらやめます。twitter→@cmjtm4hc8

模造品

昔『バング』って言うプラスチック製のメンコがあったんですよ。確か8歳くらいだった気がしたから、17年程前に発売されたオモチャです。

今までのメンコと違って、上記の通り紙ではなくプラスチック製。そして裏に専用の重りを嵌めるくぼみがあって(最大4つまで)、オモテ面には数字(パワー)が表示されてました。つまり決められたターンをこなして、最後に残ってたカード(?)の合計点で勝敗を決めるってオモチャです。

そして何よりこのバング、オモテ面に印刷されてるイラストがめちゃくちゃカッコよかったんですよね、デュエマとかみたいで。

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当時欲しかったスターターセット

中高生とかだったらともかく当時は小学校低学年でしたから、そりゃこういう絵柄に興味が湧いちゃうのは男の子として必然でしょう。そう思いません?学校の裁縫箱の絵がドラゴンだったそこの君たち(僕はスコーピオンでした)

そんな当時喉から手が出るほど欲しかったバング、しかしスターターセットともなれば少々お値段の方が貼ります。高価なオモチャは誕生日でもなければ中々買ってもらえなかったので、オモチャ屋で見かけるたびに指をくわえて眺める日々…(ホントにくわえてたかは謎です)

そこで僕と友人はバングで遊べない現状を打破すべく、ある事を思い付きました。

 

「無いなら作ればいいじゃん!」

 

今思えば無茶にも程がありますね。大人ならともかく当時の僕たちは8歳の小学2年生。重りを付けれてプラ製で格好いいイラストが書いてある…そんな物が作れる筈がないじゃないですか。大人でも厳しいですよ。(ていうか大人なら買う)

 

でも当時の僕たちは出来ると思ったんでしょうね。あれが若さの勢いってやつだったんでしょうか。思い付いた次の瞬間にはもう行動に移してましたね。見習いたい、その行動力。

ちなみに今は行動力ってもんがポテチのカス程も無くなってしまったので、ゴミを捨てずに部屋や車内が汚れたり、出さなきゃいけないものを先延ばしにしてよく怒られたりします。こんな大人になっちゃってゴメンね。でもお前も悪いんだよ(俺だから)

 

話を戻して、さぁそんな子供の僕たちが希望に目を輝かせながら着手したバング作りですが、結果だけで言うと「葉っぱを数枚折り重ねた平たい何か」が出来ました。本当なんだったんだあれ。

重りもない、イラストもない。プラスチック製どころか自然100パーセントの超エコメンコでしたが、僕たちは大喜びでそれで遊びました。多分気が触れてたんだと思います。

ていうかそもそも、そんなので妥協出来るなら紙のメンコを買って貰えよと大人になった今は思います。俺らはメンコ世代じゃないし、駄菓子屋行けばクソ安いのが売ってただろそれ。葉っぱってお前…貧乏なのかお前…

 

でもこういう思い付いたものを自分で作ってみるってのはやっぱり楽しかったのかもしれませんね。はしゃぎながら友達と創作をして、それを使って遊ぶってのは、ただ買って遊ぶだけのオモチャからは中々味わえないものだったのかもと思います。その証拠に僕たちはそんな劣化メンコで数時間ぶっ続けで遊び呆けました。大体が記憶から消えてるけど、楽しかったって記憶だけは今も残っているので、あれはあれでいい経験だったなーとこれを書いてて思いました。

てなわけで今日はそんな思い出話でした。幸い周りにはくだらない事が好きな仲間が沢山いるので、大人になった今ですが(てか今だからこそ)今度こういった遊びもしてみようかなと思っております。

ではさようなら。

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに数週間後に上に貼ったスターターセットを買って貰えたんですが、葉っぱメンコの100倍楽しかったです。

やっぱり本物には敵いませんな、ガハハッ!!