篠崎の独り言

ハゲ頭のヒゲ面が頭に浮かんだ事を適当に書き殴るブログ。責任感の強い男なので、飽きたらやめます。twitter→@cmjtm4hc8

回転寿司

魚、好きなんですよねえ。塩焼き煮物刺身と全般的に好きなんですけど、中でも寿司、特に回転寿司なんかは大好きですね。

勿論味は回らないお寿司の方が良いので好きなんですが、回転寿司が好きな理由としてはやっぱり待ち時間が無いからです。ここね、めっちゃ重要ですよ。個人的に。

僕は注文した食べ物が10秒以内に出てこないと、奇声を上げながら備え付けの食塩の粒を目を充血させながら数えだしてしまう異常者なので、この見て食べたいと思ったものがすぐに食べれるシステムは非常に助かります。(となりの席の奴に取られると人語を扱えなくなるほどファビョりますが)

殺して刻んだ魚を延々とレーンに乗せて回す、そんなサイメリ(サイコパスメリーゴーランドの略)チックな回転寿司が好きな僕ですが、逆に子供の頃は嫌いだったんですよね。回転寿司というか魚全般嫌いだったんですけど。

子供の頃は親や祖父母に連れられてよく行ったんですが、上でも書いた様に魚が嫌いなんでひたすら茶碗蒸し食べてましたね。ほかのネタは一切食べませんでした。マジで茶碗蒸しオンリーです。

しかも中に入ってる具、椎茸とかタケノコとかも嫌いだったんで、『茶碗蒸しを茶碗蒸したらしめてる部分』しか食べないイかれたガキでしたね。後に残されてた具たちが茶碗の底で萎びてたあの絵面は、今思い出すと中々哀愁が漂ってて趣があったと思います。やっぱない。

でもそれから数年して、「魚じゃないからこれなら食べれるでしょ」って親だかなんだかが出してきたのが『コーン』だったんですよ。コーンコン…キツネ…塩見周子…好き…。

マヨネーズを絡めてシャリと海苔で軍艦にした塩見周子。食わず嫌いの僕は最初全然乗り気じゃなかったんですが、まぁ一つだけなら…と恐る恐る食べてみるとこれがめちゃくちゃ美味い。気づけば僕は夢中になってコーンを食べ散らかしてました。もしかしたら覚醒剤とか入ってたのかもしれないです。

それからと言うものコーンにハマった僕は、コーンと茶碗蒸しをひたすら貪る『イカレもろこし小僧feat .茶碗蒸し』に化けてしまい。寿司屋を震撼させるクソ偏食野郎として名を轟かせました。(親戚内で)もろこし版東京喰種爆誕の巻って感じだね(?????)

後はね、何よりも『軍艦』が食えたってのが当時嬉しかったのは覚えてます。やっぱり回転寿司は寿司屋さんですから、そこで寿司も軍艦も食えない事に多少コンプレックスを感じてたのはありましたね。

周りから見れば軍艦とはいえ『コーン』を食べたところで「いや、魚じゃねーけどそれ」って感じですけど、当時の僕はなんだかようやく回転寿司好きの仲間に入れた様な気がして結構嬉しかったのは覚えてます。何度も言うけど食べたのはコーンです。魚じゃないです。

まぁそんな事もありましたが、今やすっかり魚が好きになってしまって、行きたくなったら1人でフラッと回転寿司に入るくらいになりました。そして席に着くと同時に目に付いたネタを片っ端から取ります。目の前にはマグロ、サーモン、ブリにタコにエビと海の幸たちが陳列するので、水族館と言っても差し支えないでしょうね(みんな死んでる)

ただそれをすると(こいつ取りすぎだろ…)って視線を感じる事が稀にありますが、そんな視線には負けません、メスガキなんかに絶対負けない!(話が逸れました)

とまぁ大人になって好き嫌いも少なくなり、バクバク魚を食べるようになった僕ですが、今でも毎回コーンは食べます。

それは何だかんだ味が良いってのもそうなんですが、やっぱり思い出なんですかね。こいつを食わなきゃ始まらねーなってのがあったりしますね。

 

当時の僕に、寿司(軍艦だけど)を食べる喜びを教えてくれたコーン、今でも大好きなネタの一つです。