篠崎の独り言

ハゲ頭のヒゲ面が頭に浮かんだ事を適当に書き殴るブログ。責任感の強い男なので、飽きたらやめます。twitter→@cmjtm4hc8

理想形の代名詞『熱々のご飯』。その表現に疑問を感じるって話

 料理が最高に良い状態の事を『出来たてホヤホヤ』『熱々のご飯』なんて表現しますけど、この表現には昔から疑問を感じていました。

 熱々のご飯……そんなに良いものですか?よくテレビなんかでも、芸人さんや俳優さんが「あっつ〜〜!ん〜〜…美味いっ!」なんて事言いながらハフハフ言ってるじゃないですか。正気かよって思いますよいっつも。だって熱いんですよ?普通キレるでしょ。

 僕はこの熱い料理というものが大変苦手で、口の中にあっつあつの物を放り込んでしまうと見境もなく暴れそうになります。というか火傷に限らず口内の痛みに弱いのかもしれません。舌や口内炎を噛んでしまった時も「あぁっ!!!」と獣の様な声を出してしまいますからね。1人の時とか完璧異常者ですよ。突然叫ぶんだから。

 たこ焼きとか特にたち悪くって、表面は大分冷えてるなと油断して口に入れると、中から出てくる灼熱の汁。熱さから飲み込むことも出来ず、かといって外で吐き出す事も出来ないので、冷める間の10数秒の間池の鯉の様に口をパクパクさせるはめになります。惨めすぎる。

 その間もたこ焼きは僕の舌を焦土にする勢いで熱を与えてくるわけですから、僕の怒りも沸騰するって話ですよ。いつか怒りのあまりに、残りのたこ焼きを全て店主の顔面に叩きつける日が来てしまうんじゃないかと今からビクビクしております。でもそれくらい頭きちゃうんですよ。螺旋丸。

 後あれも許せませんね。ラーメン屋で炒飯頼むと付いてくる300度くらいあるスープ。僕は食事をする時必ず最後は1番好きなものって決めてるんですけど、スープが冷めるのを待ってると炒飯が先に無くなってしまうんですよ。でもフィニッシュは炒飯にしたいからスープが冷めるのを待つんですが、ここのロスタイムが死ぬ程許せないんですよ。分かります?この好きなペースで食えない怒り。シンプルに死ねって思います。

 そんでせっかちな僕は割と早い段階で(そろそろ冷めただろ)と一口啜るんですが、勿論そんな事は無く、一瞬で口内は焼けただれ崩れ落ちます。毎度思いますけどマジであのスープ熱すぎじゃないですか? 絶対味の付いた硫酸だと思うんですよね。じゃないと説明つきませんよ。

 とまぁそんなこんなで、僕は熱い食べ物が料理の最高に美味しい状態とは思えません。ていうか拷問。なんらかの罪に与えるの類だと思ってます。味を楽しむ余裕なんて一分一厘も無い。

 なので、個人的な料理の理想形はそこそこ放置した状態だと思うんですよね。まぁ料理によって具体的な時間は変わってきますが。

 要するに、熱くもなく、かといって冷たくもなく、ガツガツ食える丁度いいくらいの温度が1番美味しく食べられるんじゃないかなって僕は思う訳ですよ。それが1番味を楽しむ余裕も生まれるじゃないですか。やっぱ食事は落ち着いて食べてこそなんで、熱さで余裕を無くすなんて愚の骨頂ですよ。まぁ僕は食事スピードが速すぎて落ち着きがないってよく言われますけどね。だからこそ熱いのが嫌いってのもあるかもしれないですね。手っ取り早く食えなくなるから。

 こう書いてるうちに本当に自分が食事を楽しめてるのか怖くなってきたな…もしかしたら落ち着いて時間をかけながらの食事なら、熱いものが美味しく感じるんでしょうか?今度たこ焼きで試してみよう……。ダメだったら店主の顔面には死んでもらいます。ごめんね。

 というわけで料理の話でした。熱々の料理が好きで気を悪くした人はごめんなさいね。ていうかそれが多数派で、僕らの様な冷えた飯が好きなのは少数派なんですかね? いいじゃない、冷えたご飯。給食で出てくる米とか大好きでしたよ僕、冷たくて……。

 

 はい、以上。終わり。解散。みんな帰った?じゃあ言うね?

 

 

 おでんは熱々が好き。